まわりから「寝不足?」「疲れてる?」と言われていませんか?

睡眠不足や過労から現れることが多い目周囲のお悩みの代名詞「クマ」。
スマホやPCを見る環境から以前よりも眼精疲労が現れやすくなり、クマで悩む方は増加の一途をたどります。
また、女性は月のものの存在もあり基本的に貧血傾向に偏り、その結果、皮膚が薄い目の下に症状が出やすく、慢性的なクマや、目元のたるみが現れることもあります。

現代医学的な分類3種

1. 血行不良によるクマ

最も多いタイプがこの血行不良性のクマです。
目の周りは人体の中でも最も薄い部位です。
そのため、毛細血管や血液の状態が現れやすく、血流不足によって青黒い色を呈します。
眼精疲労や睡眠不足の場合もこのタイプに該当します。

血行不良性のクマで悩まれている方は多いですが、反対に改善もしやすいタイプでもあり、ぐっすり眠れば消失したり、お風呂にはいるだけでも改善したりする場合があります。
しかし、慢性化してしまうと血行改善が起こりにくくなり、早期のアプローチが必要でもあります。

2. 色素沈着によるクマ

視力が弱い方や、アイメイクをしっかりされる方、50代以降の方に多くみられるのがこのタイプのクマです。
目を酷使される方の中でも目をこする癖のある方はその摩擦刺激により目の周囲が黒ずみ、結果として目の下にクマが現れる原因となります。

また、近年はアイメイクの技術が向上したことにより、目の周りにメイクをしっかりされる方も増えてきました。
アイメイク自体は問題ないのですが、クレンジングの仕方や汚れ除去が不十分な場合はメイクが原因で目の下の色素沈着が悪化する原因となる可能性があります。
色素沈着によるクマは改善までに時間がかかります。

3. たるみによるクマ

たるみによるクマは厳密に言うとクマではなく、クマになる予備軍です。
目の下のたるみによる影がクマのように見える状態です。
比較的に若い間は問題ないですが、30代以降になってくるとこのたるみが真皮層まで達するようになってしまいます。

そうなると真皮層の代謝サイクルの期間だけ時間が必要になる為、4年以上の改善期間が必要となってきます。
また、更に進行するとゴルゴ線と呼ばれる漢字の八の字のように伸びるシワも形成され、余計に老けた、疲れた印象を与えやすくなります。

しかし、目の下のたるみは美容鍼灸で改善しやすいお悩みのひとつ。
それゆえに1度の施術だけでも目元がスッキリしたという声が多く寄せられています。

東洋医学的な分類3種

1. 脾虚によるクマ

東洋医学ではクマの原因を内臓の不調として捉え、治療を行っていきます。
東洋医学において「脾」は運化と昇清を司ると考えられており、全身の水分バランスの不調、気血循環不全、内臓下垂などがその症状にあたります。

脾虚によるクマは色味があまりないが腫れぼったい感じのクマとなるのが特徴となり、全身の浮腫み、倦怠感をともないます。
主に足に存在するツボ、三陰交や公孫といったツボを用いて改善を行っていきます。

2. 肝虚によるクマ

肝は「血」を蔵し、「筋」を支配し、「目」に現れると考えられています。
肝の機能が低下すると、青味を帯びたクマが現れやすくなるのが特徴です。
また、ストレスの影響が多い場合も肝が損傷すると考えられており、ストレス社会、デジタル社会の現代において現れやすいクマとも言えます。

肝によるクマが現れている場合、肩こりや腰痛も伴っている場合が多く、パックやレーザーなど顔だけの施術をしても改善しにくいのはこのタイプが多いです。

3. 腎虚によるクマ

腎は「精」を蔵し、「耳」に現れると考えられています。
クマは黒味を帯びたクマを呈し、疲労感を伴いやすいのが特徴です。
また、不眠や耳鳴りが同時に現れることも多く、慢性疲労、虚弱体質、生理痛過多な方によくみられるのも特徴です。

クマを目立たなくする方法と美容鍼

重要なのは身体の健康管理が重要という事です。
顔だけ血流が悪いのに、身体の血流は良いなんてことは基本的に起こりません。
特に生理痛や肩こり、腰痛が現れている場合は身体の血流が悪く、お顔の血流不良が現れている可能性も高くなります。
お顔だけでなく身体の体調管理がクマを防ぐ最大の予防策となりえるのです。

しかし、生まれつきの骨格や貧血の持病がある場合はセルフケアだけでは十分に改善しきれない場合もあります。
それを解決する一つの方法が美容鍼灸という選択肢。
美容鍼灸は肌に負担をかけることなく血流を改善し、クマを消失さえることが可能です。
血流改善ならば、顔をマッサージするというのも方法のひとつですが、目の周りの皮膚は非常薄く、皮膚に負担のかかるマッサージは余計な負担や色素沈着を誘発する原因になります。

不眠の症状を抱えているのにクマだけ改善させても意味がありません。
不眠の治療とクマへのアプローチ、両方を同時に行うからこそ最短での改善が可能となるのです。

クマでお悩みの方は、一度当院へご相談ください